特集
寒い季節に訪れたい牡蠣の聖地・広島

広島

2020年1月20日

寒い季節に訪れたい牡蠣の聖地・広島
広島県は日本を代表する牡蠣の産地。その生産量は2位の宮城県の3倍以上と他の追随を許さない圧倒的なもの。
豊富なプランクトンと適度な海水温、地形などあらゆる点で牡蠣の養殖に向いており、江戸時代には既に広島の生産者が大阪で牡蠣船を
出していたという記述があるほどだ。そんな日本の牡蠣の聖地・広島で思う存分牡蠣料理がいただけるお店をご紹介しよう。
編集 松尾 大(ぐるなび)

広島と他地域の牡蠣を食べ比べ『オイスターバー MABUI 袋町店』

広島と他地域の牡蠣を食べ比べ

広島は世界でも有数の牡蠣の産地で、日本国内でも全体の約6割と圧倒的な生産量を誇る、牡蠣の街だということは知られているが、そんな牡蠣文化の中心地でも意外と知られていないことがある。それは、広島で生牡蠣を食べる文化が生まれたのは近年になってからのことだということ。地元の人は土手鍋や焼き牡蠣、カキフライを食べるということが多く、一般的にはあまり生牡蠣を食べてこなかったのだという。

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地御前の濃厚な「健牡蠣」のすごさを知る『Oyster Conclave 牡蠣亭』

地御前の濃厚な「健牡蠣」のすごさを知る

JR広島駅から徒歩約10分という旅行者には至便なエリア。京橋川沿い、稲荷橋のたもとで優雅な時間が流れるオープンレストランがこの『Oyster Conclave牡蠣亭』だ。Conclaveといえば、ローマ教皇を枢機卿による投票で選出する「教皇選挙」のことだが、「集う場所」という意味もあるそうで、牡蠣を食べるために集うという意味を込めてこの名を付けたのだという。

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広島の牡蠣といえば名の上がる、老舗かき船レストラン『かなわ』

広島の牡蠣といえば名の上がる、老舗かき船レストラン

室町時代から牡蠣の養殖がはじめられ、江戸初期にはすでに大阪まで船で運んでいたという広島の牡蠣。こちら『かなわ』は今から153年前、江戸末期である1867(慶應3)年に牡蠣の養殖を開始し、現在も広島県指定清浄海域の中でも特に水が綺麗だと言われる大黒神島深浦の牡蠣筏での牡蠣採取を守り続けている広島を代表する老舗である。そんな牡蠣を使った料理をより広く浸透させるために『かき船かなわ』を開店したのが今から57年前の1963(昭和38)年のこと。以来、広島はもとより、日本全国に知られる牡蠣料理店となっている。

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心行くまで牡蠣を食べたいというなら『牡蠣ひよっこ商店』

心行くまで牡蠣を食べたいというなら

広島は比較的夜が早いエリアが多いが、この店のある薬研堀や流川一帯は、朝まで営業している店も多く、旅の〆に楽しい店が多い。多くの居酒屋やバー、スナックが軒を連ねるこの一角の中でも特に人気なのが、この『牡蠣ひよっこ商店』。

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山海の幸に恵まれた広島の食材と酒を堪能する『吟遊はなもり』

山海の幸に恵まれた広島の食材と酒を堪能する

政令指定都市にして中国地方随一の大都市である広島市を擁することから、現実ほどには食材の宝庫というイメージが強くないが、広島ほど食の豊かな都会は、それほど多くはないと思われる。瀬戸内海の豊かな海の幸、温暖で降雨量の少ない瀬戸内気候により育まれたものと寒暖の差の激しい内陸で育つ農産物や畜産物、さらにイノシシやシカをはじめとしたジビエなど、近郊でとれたあらゆる新鮮な食材が手に入るのが広島の大きな特徴だろう。

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