大国主命の神話の時代から独自の文化を形成し、いまや縁結びの神として全国から多くの観光客が押し寄せる出雲大社を中心とした出雲地域。そして、国宝・松江城や堀川めぐりなど、小泉八雲も愛した街・松江。
そんな出雲路は山海の幸が豊富で知られる。特に「日本海と宍道湖の幸」といえば、秋から冬にかけて旬を迎えるものが有名ではあるが、実は初夏のこの時季も岩海苔やウニなどが素晴らしい。また、近年その品質が著しく向上している和牛も注目すべき素材だ。
地元の人に独占させるのはもったいない、初夏の出雲路を探訪する。
そんな出雲路は山海の幸が豊富で知られる。特に「日本海と宍道湖の幸」といえば、秋から冬にかけて旬を迎えるものが有名ではあるが、実は初夏のこの時季も岩海苔やウニなどが素晴らしい。また、近年その品質が著しく向上している和牛も注目すべき素材だ。
地元の人に独占させるのはもったいない、初夏の出雲路を探訪する。
日本海に突き出た絶景の岬で果実のようなウニ丼を『花房商店』
JR出雲市駅から出雲大社に寄る前に、日御碕(ひのみさき)を目指した。バスなら1時間(860円)、タクシーなら35分ぐらい(約6,000円)で着く。
甘鯛と岩海苔の沁みる釜飯『日本料理 おかや』
『おかや』は甘鯛の釜飯が名物の料亭だ。料亭とはいえ地元客も多く気軽に利用できる。JR出雲市駅から一畑電車に乗り換え、雲州平田駅で下車。線路沿いを北東に走る国道沿いに『おかや』の看板が見える。
季節を映す宍道湖七珍と日本海の幸『やまいち』
松江大橋から西を向けば、宍道湖大橋があり、その奥に宍道湖が広がる。
夕陽が似合う景色に、宍道湖と日本海の幸が待つ『やまいち』さんへ大橋川沿いをぼちぼち歩いて行くことにする。
山陰でしかありえないフレンチ酒場『フレンチ酒場 せるぽわ』
「隠れ家的、大人の酒場」そんなフレーズだけではくくれないフレンチ酒場が松江にあった。
噛みしめるように味わう割り子蕎麦『中国山地蕎麦工房 ふなつ』
「本来出雲の蕎麦は噛んで味わうものなんです」と店主・槻谷英人(つきたに・ひでと)さんは言う。