特集
ホンモノを知る50代夫婦のための邸宅レストラン案内

神戸~芦屋~西宮, 7月

2017年7月24日

ホンモノを知る50代夫婦のための邸宅レストラン案内
神戸から芦屋、西宮あたりまでを中心としたいわゆる「阪神間」エリア。閑静な住宅街が続くこのエリアには一見すると豪華な邸宅にしか見えないレストランが数多ある。都心の最先端のレストランでいただく、“モード”な食事も刺激的だが、阪神間の邸宅レストランには、この場所でしか味わえないエレガンスがある。窓から差し込む柔らかな光、手入れの行き届いた庭園、磨き込まれた調度、、、静謐な空間の中でゆったりとした時間を愉しむ贅沢。こんなに素晴らしい邸宅レストランが揃うのは日本広しといえど、この土地に勝るものは無いだろう。そして何より、心に深く刻まれる美食体験。ホンモノがわかる50代だからこそ愉しみたい、5軒の邸宅レストランをご紹介する。
編集 松尾大(ぐるなび)

芦屋マダムの定番邸宅ランチといえば……やっぱりここでしょ?『リストランテ・ベリーニ』

芦屋マダムの定番邸宅ランチといえば……やっぱりここでしょ?

さて。いきなりだけれどわたしたち50代のマダムたちがランチを楽しむとき、お店を選ぶ基準は何だと思いますか!? 料理? もちろん。お洒落な空間? それはもう必須。心地いいサービス? それも当然。シェフがイケメン? まあ、たまにはそれも(笑)。
でも、わたしたちマダム族がランチに求めるもの、それは何より「非日常感」。そして居心地の良さ、つまり現実を忘れさせ、明日からのエネルギーを与えてくれるパワースポット的な「気」の良さがあるお店です。

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神戸北野で100年以上続く異人館のグランメゾンにて、シャンパーニュで乾杯!『ラ メゾン ドゥ グラシアニ 神戸北野』

神戸北野で100年以上続く異人館のグランメゾンにて、シャンパーニュで乾杯!

歩くだけで心ときめく神戸・北野町。海と山に囲まれた坂道のあるこの界隈は、国から重要伝統的建築物群保存地区として選定された日本屈指の美しい街。ここには、明治の頃から大正期にかけて、神戸港の居留地に仕事場を構える富豪の外国人たちが、西洋様式の邸宅を建て移り住んだ場所。異国情緒が色濃く漂います。
その一つが旧グラシアニ邸。そんな異人館で本格的なフレンチをいただけるのが、店名にもその名を冠した『ラ メゾン ドゥ グラシアニ 神戸北野』。マダムたちがお洒落して優雅にシャンパーニュとお喋りを楽しむための、たぶん関西で1,2を争う邸宅フレンチです。

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緑に囲まれた美しきメゾンでいただく、華麗なるフレンチ『Maison de Taka Ashiya(メゾン・ド・タカ芦屋)』

緑に囲まれた美しきメゾンでいただく、華麗なるフレンチ

芦屋マダムが特別な日に選ぶ邸宅ランチ……といえば「メゾン・ド・タカ芦屋」に決まってます。ヨーロッパの貴族の館のように壮麗な邸宅。贅沢な庭。そこに溢れる光、光、光。そのすべてがルノワールの描く絵画のように素敵です。

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数寄屋造りの一軒家で、王道の日本料理をいただく『日本料理 子孫』

数寄屋造りの一軒家で、王道の日本料理をいただく

阪急甲陽園駅から歩いてすぐ。阪神間でも屈指の閑静な住宅街に佇む、数寄屋造りの美しい建物。
ここでランチを楽しむなら、四季折々に美しい表情を見せる日本庭園に面した個室がおすすめ。ちょっと敷居が高そうだし、お値段も…という予想をうれしく裏切って、ミニ会席5,000円からいただけます(サービス料10%、個室料10%)。

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芦屋マダムが大好きなここでしか食べられない至極の京料理『京料理 たか木』

芦屋マダムが大好きなここでしか食べられない至極の京料理

おそらく芦屋で最も愛されるているお店ではないでしょうか? 私自身も大好き。東京やNYからお友達が来ると必ずここ。顧客にはあっと驚く有名人、セレブリティたち。さながらニッポンの紳士録な方々がズラリと名を連ねます。

私の知る芦屋マダムたちは京都で美味しいものが食べたい……と思えば、ぱっとタクシーで京都の割烹や料亭を目指します(まあ、Parisやミラノにもさっと行っちゃいますけど)。そんなマダムたちに「もう京都まで食べに行く必要がなくなったよね」と言わしめる、関西でトップクラスの京料理の名店。

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