特集 / 隠れ家から老舗まで、神戸の名店をめぐる
この店を知らずに神戸牛は語れない、老舗中の老舗

神戸

2019年12月17日

この店を知らずに神戸牛は語れない、老舗中の老舗
精肉店として創業したのが、130年以上前の1885(明治18)年というから、神戸牛の歴史はこのモーリヤとともにあると言っても過言ではない老舗中の老舗。その後ステーキレストランを併設し、現在はレストラン専業となっている。現在、三宮生田ロード界隈に5店舗と京都・祇園に1店舗の計6店舗の展開。そのすべてに通底するのが、肉の品質の高さだろう。牛肉の品質の高さはA5だとかブランド牛であるなどという単純なものではない。どんな血統でどこでどうやって、何を食べさせられて育ったかなど、しっかりとしたルートとその肉を判断する目利きがないと本当にいい肉は手に入らない。
肉の断面すべてに蓋をし、徹底的に肉の旨みと肉汁を閉じ込める6面焼き。肉の状態を見極めて、慎重に火入れがなされる
肉の断面すべてに蓋をし、徹底的に肉の旨みと肉汁を閉じ込める6面焼き。肉の状態を見極めて、慎重に火入れがなされる

その点、モーリヤの肉はその歴史によるたしかなルートと目利きが存在する。1年に一回しか選ばれない名誉賞受賞の神戸牛をはじめ、共励会で競り落とした神戸牛。但馬牛というカテゴリーになるものの、神戸牛の素牛(もとうし)である但馬牛の血統を強く引き、未経産の雌牛で月齢32ヶ月以上肥育、兵庫県内の但馬牛同士の近親交配を避けた、安定した生産を誇る良質の肉牛を主に契約農場から仕入れた厳選牛というラインナップとなる。

ある程度塊で焼いたらカッティングし、最終的な火入れを行う。
ある程度塊で焼いたらカッティングし、最終的な火入れを行う。
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