昭和48年に祇園会館向かいで創業し、その6年後には祇園新橋に移転。以来50年に渡って名割烹としてその名が知られる『ぎおん割烹なか川』。日本料理の頂点である京料理の名店がひしめく祇園界隈のなかでも、鱧料理には格別なこだわりを持つ一軒として愛されてきた。
鱧といえば夏をイメージしがちだが、実は冬の鱧は身が引き締まり味わいも深い。そんな鱧を味わうために「はもしゃぶ」という料理を世に送り出したのが、実はこの『ぎおん割烹なか川』だということは、食通には知られるところ。以来、鱧を見極める目は特に厳しく、調理方法はもちろん、仕入先も創業以来変えることなく、常に最高の鱧を吟味している。