堅田港のほとりで川魚料理の店としてその歴史が始まったこちら。約70年前、2代目のときに現在の雄琴温泉の地に店を移し、料理旅館を営んできたが、現在の5代目主人・清本健次さんが跡を継いでからは現在の懐石料理の店となった。
もともとは、京懐石の店であったが、平成17年に店を建て替えた際、滋賀ならでは、この地でしか食べられないものをと考え、「近江懐石」の店とした。その近江懐石の定義とは、滋賀県産の食材を8つ以上使うこと。野菜、琵琶湖の幸、近江牛、ジビエ、発酵食品(鮒ずしなど)、近江米、滋賀県産の地酒という、これらがコースの中にすべて入っていることだという。