北新地の堂島上通沿いの雑居ビルの4階。知らずにはたどり着けないこんな場所に絶品な一軒が存在するから、街を探索するのは楽しい。ご主人は天保元年創業の大阪を代表する名料亭『花外楼』での修業を経て、堺筋本町で独立。その後、北新地へと移転し10年。昨年現在の地に店名も新たに移転したという。
長年、舌の肥えた客ばかりを相手にしてきたこともあり、一切手抜きのない料理がとてもリーズナブルな価格で楽しめるということで、支持されている。毎日、明石の昼網を仕入れに行くほか、近海の天然ものの魚介が自慢のこちら。さらに、野菜も無農薬、〆のそばもご主人による手打ちと一切の妥協を許さない。