JR和歌山駅の裏に店を構えて25年。普段使いから慶弔の会食や接待まで幅広く対応し、地元の人に親しまれている和食処。和歌山の食材を使った創作料理やアレンジの効いた郷土料理も多く、バラエティに富んだメニューで和歌山の味を堪能できる。
自慢は、和歌山市・雑賀崎漁港や有田市・辰ヶ浜漁港から直送される魚介。朝に水揚げされたものが夜には味わうことができ、鮮度抜群だ。そのほか、有田の鰻や那智勝浦のマグロもあり、カウンターにはネタケースを備え、寿司をいただくことができる。また、独特な磯臭さがあるため地元以外ではあまり出回らないスズキ目アイゴ科の白身魚、バリコの一夜干しが登場することも。生の状態だと香りが強いが、干して焼くと、アジにも似た風味を楽しめ、酒のアテにぴったりだ。
梅酢をエサに加えて育てた肉質の柔らかな「うめどり」や和歌山が誇るブランド牛の「熊野牛」など、魚介以外の地元の食材を使った料理もいろいろ。