午後の休憩を終え、16時の開店が近づくと、近所の常連がこの店の名物を求めて集まる。『稲田屋』は資料が残っていないため正確な年はわからないが大正8年頃の創業ということで、現在のご主人で5代目。もともとは、うどんをメインに提供する店として創業したようだが、以来約100年にわたり、福山の街で商いを続けてきた、この街を代表する酒場遺産的な一軒だ。
特集 / 広島とはまた異なる文化が魅力的な歴史ある城下町・福山へ
福山の地で約100年。街を見守ってきた食堂。
福山