2014年に「大阪市公館」がレストラン、ウエディング施設として生まれ変わり、その一部で屋上貸切BBQがはじまった。2018年夏からは、庭園側にテラス席を設け、個人客でも気軽に楽しめるようになった。
元々レストランは素材の美味しさを提供するグリル料理がメイン。そのグリル料理をテラスでも楽しめるスタイルである。内外のVIPもこの公館を訪れたと思うとなお価値がある。
昭和33(1958)年に建てられた大阪市公館は、もともと迎賓館として歴代首相や海外からの要人たちを迎え入れてきた歴史ある近代建築。 設計は住友総本店出身の竹腰健造(1888〜1981)。淀屋橋の三井住友銀行大阪本店や北浜の大阪証券取引所などの建築設計にも携わってきた人物だ。それだけにエントランスから格調高い趣、品格が漂う。
「別格」の空気の中で味わう
テラス席でのバーベキューは、レストランシェフによって極上の状態で調理したものを、鉄板上で温めながらいただけるというもの。
前菜から始まり、サラダ、トリュフ&チーズのポテト、ホタテ香草焼きに、ラムチョップや自家製ベーコンとサルシッチャ、US産ハンガーステーキなど充実の内容。