特集 / 夏風に吹かれて旅するように。岡山・倉敷の名店5選
倉敷美観地区で本格フレンチの優雅な時間を

岡山・倉敷

2018年5月21日

倉敷美観地区で本格フレンチの優雅な時間を
フレンチの名店『プルミエ』は漁師町・下津井出身のオーナーシェフ・寺﨑仁人さんの店だ。地元から仕入れる魚介を中心に、秋冬は吉備中央町からのジビエがお薦め。さらにベーコンやスモークサーモンなど自家製のものを用意している。
おまかせランチ2,800円(税込・以下同)も人気。最近は海外団体客も多いようでますます予約困難店に
おまかせランチ2,800円(税込・以下同)も人気。最近は海外団体客も多いようでますます予約困難店に

新鮮な岡山県産のブランド豚「ピーチポーク」を仕入れ、ブーダン・ノワール・エン・テリーヌもお手製というから、魚よりもむしろワインに合う肉料理を目当てにする美食家たちも多い。今回はそちらをご紹介する。

ほぼ人数マックスのセッティング。普段はもうすこしゆったりとした配席になる
ほぼ人数マックスのセッティング。普段はもうすこしゆったりとした配席になる

岡山産とフランス産を使い分けて

寺﨑さんは仏・バイヨンヌの生ハムを1本買いして仕入れている。アラカルトではコチのブイヤベースや、岡山県産鹿のトゥルトなども人気だ。「地元の下津井からタコも仕入れています。意外に知られていない食材もあって、5月くらいならトラフグが美味しいんですよ」とも話してくれた。「ガラエビ」もビスクにして提供するなど、地域に根ざした食材を幅広く扱っている。

そんな話を聞いていると、どんどん「おいしい口」になっているのが自分でもよく分かる。ほどなく生ハムがテーブルへ。ほどよい塩味がきめ細かく柔らかい肉の風味を引き出しワイン大至急! の美味しさだ。

上質な岩塩の産地でもあるバイヨンヌの生ハム1皿1,280円。デカい! 写真で改めてあの幸せを思い出した
上質な岩塩の産地でもあるバイヨンヌの生ハム1皿1,280円。デカい! 写真で改めてあの幸せを思い出した

夜の遅がけはカウンターで一品とワインを楽しめる。当日はイベリコ豚のリエット、タスマニアサーモンを自家製でスモークするなど、5~6種類を日替わりで用意していた。「定番の料理もありますが、ちょっとした提案もしています」と供されたのがフォワグラの冷製。

自家製ブラックシュー生地の内側にリンゴのコンフィを塗り、フォワグラをサンド。ソースはバルサミコとアプリコットで、トマトやアボカドを添えてある。

フォワグラの冷製1,750円。フルーツとフォワグラの味わいのマッチングを口いっぱいに楽しめる
フォワグラの冷製1,750円。フルーツとフォワグラの味わいのマッチングを口いっぱいに楽しめる

これに「超甘口の白ワインと合わせても面白いんです」とシェフ。はい、のりましょう。

シャトー・ラ・コサード 2013は85%貴腐ブドウを使用。果実味が味のつなぎとなる
シャトー・ラ・コサード 2013は85%貴腐ブドウを使用。果実味が味のつなぎとなる

仔羊などはフランス産を、鴨肉などはハンガリー産を。その他の食材は、九州産の和牛以外にはほぼ岡山から鳥取あたりの中国地方のもので占められる。

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