芦屋マダムが特別な日に選ぶ邸宅ランチ……といえば「メゾン・ド・タカ芦屋」に決まってます。ヨーロッパの貴族の館のように壮麗な邸宅。贅沢な庭。そこに溢れる光、光、光。そのすべてがルノワールの描く絵画のように素敵です。
そして、もうひとつ。ここは元プレイバッハがあったところ。そう、パーキングには外車がずらりと並ぶ、あの伝説の社交場、芦屋マダムたちにとってなつかしい青春の思い出がつまった場所ですから、ね(笑)
「メゾン・ド・タカ芦屋」でのランチは、私の心に残る旅の途中の幸福な風景とも重なる。それはParisから車で出かけたフォンテーヌブローの森の中にあるオーベルジュ。その庭で楽しんだ木漏れ日の下のランチの空気感とそっくりで。それもそのはず。
「庭の中にテーブルを置いて、そこで食事するような気分を楽しんでもらいたい……」と高山英紀シェフ。
2007年にフランス・ノルマンディー地方のルーアンの二つ星「ジル」の唯一の海外支店「メゾン・ド・ジル芦屋」として8年余り親しまれてきたが、昨年シェフ自身の名前を冠した、「メゾン・ド・タカ芦屋(Maison de Taka Ashiya)」として生まれ変わった。