特集 / 海と山と川の幸に恵まれた鳥取の食を満喫する
鳥取だからいただける素材を地産地消で日本料理に昇華させる

鳥取

2019年9月17日

鳥取だからいただける素材を地産地消で日本料理に昇華させる
ご主人の竹内淳一郎さんは地元・鳥取の出身。高校卒業後、大阪へ。辻調理師専門学校を卒業後、当時北新地にあった板前割烹に入店。4年間の修業ののち、実家の都合もあり13年前に鳥取に戻り、この地で日本料理店を開いた。客席から料理人の動くさまが見られる板前割烹のスタイルで料理人としての経験を積んだこと、実質的には一人で店を回していくことを考慮した結果、カウンターをメインとした割烹としてスタートを切った。
アコウのお造り。地元では夏場は6月から9月くらいまでは魚種が少なくなるが、白イカや岩ガキとともにこの時季に美味しくなる食材
アコウのお造り。地元では夏場は6月から9月くらいまでは魚種が少なくなるが、白イカや岩ガキとともにこの時季に美味しくなる食材

弱冠25歳で店を開いた頃は、修業先である大阪から食材を取り寄せ、習ったままの料理を提供していたが、修業当時から抱いていた違和感のようなものがどんどん大きくなっていった。大阪にいた当時は、北新地の馴染みの魚屋に高級食材をオーダーし、洗練された技術を用い、一線で活躍する客を相手にするという商売であった。素晴らしいものに触れる機会を得ることができたが、何か作られた世界のように感じ、実態を感じられなかったという。それよりも、必ずしも整ったものではないが、とある季節にこの地で獲れるものを使って料理を仕立てる、限られた食材で作ることのほうが価値があるという考えに至った。

八寸はこの日は、茶豆の塩蒸し、ワカサギの甘露煮、ストロベリートマト(食用ほおづき)、厚焼き玉子、アジの小袖寿司、キュウリと白キクラゲの土佐酢和え、白イカの南京和え
八寸はこの日は、茶豆の塩蒸し、ワカサギの甘露煮、ストロベリートマト(食用ほおづき)、厚焼き玉子、アジの小袖寿司、キュウリと白キクラゲの土佐酢和え、白イカの南京和え
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