特集 / 新しい奈良。個性的なレストランをめぐる。
名シェフが奈良で作る、新たなフレンチの提案

奈良

2019年4月22日

名シェフが奈良で作る、新たなフレンチの提案
大阪・靭公園近くで約10年間、数多くのグルメに愛されてきた『エテルニテ』が店を閉じ、シェフの地元・奈良で2017年2月に新たに『ラ・フォルム ド エテルニテ』という名で新たなスタートを切った。
コースの中の一品。奈良県産プレノワール胸肉の低温調理。シンプルにジュのソース(マデラ、エシャロット、パセリを混ぜ、ブールモンテしたもの。奈良県産の鶏にもこんなに美味しいものがあるのだということを知って欲しいとシンプルに仕上げている。地鶏系のしっかりとした歯ごたえと香りを感じる
コースの中の一品。奈良県産プレノワール胸肉の低温調理。シンプルにジュのソース(マデラ、エシャロット、パセリを混ぜ、ブールモンテしたもの。奈良県産の鶏にもこんなに美味しいものがあるのだということを知って欲しいとシンプルに仕上げている。地鶏系のしっかりとした歯ごたえと香りを感じる

最近のフランス料理は、もはやどこがフランス料理なのかということがわからないくらい食材も見た目も調味料もありとあらゆるものが変化している。しかし、永野良太シェフは、アルヴォワを皮切りに、カオール、パリとフランス各地で修業。郷土料理にも触れ、パリの新しい料理にも触れてきた。何より、今とは違う本当のクラシックな料理を出していたほぼ最後の『トゥール・ダルジャン』の厨房でも現場にいたわけで、新しいフレンチも郷土料理もそしてクラシックなフレンチも作れるという、その引き出しの多さが多くの人を魅了してきた。

フランスの代表的なビストロ料理であるコンフィ。ワインが欠かせない一品だ。ただ、一般的なコンフィの作り方だと油のなかに旨みが流れてしまうので、肉をマリネし真空パック。ジュと脂が一体になり、より深味わいとなる。フレンチ=コース料理と思っている人にまず食べてもらいたいという。倭鴨モモ肉のコンフィ2,900円
フランスの代表的なビストロ料理であるコンフィ。ワインが欠かせない一品だ。ただ、一般的なコンフィの作り方だと油のなかに旨みが流れてしまうので、肉をマリネし真空パック。ジュと脂が一体になり、より深味わいとなる。フレンチ=コース料理と思っている人にまず食べてもらいたいという。倭鴨モモ肉のコンフィ2,900円

大阪でも絶大な人気を誇った永野シェフだが、いつかは地元・奈良で店を開きたいという思いがあった。注文をすればどんな食材でも集まる大阪だが、そこでその料理を作ることの意味を見失いかけていたからかもしれない。

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