特集 / ハイカラな街・神戸のいま一番旬な店をめぐる
シンプルだからこその差が出る、薪焼きイタリアン

神戸

2019年1月21日

シンプルだからこその差が出る、薪焼きイタリアン
洋館やモスク、教会が点在する神戸らしい風景が広がり、ゆったりとした空気に満ちる神戸・北野。数々のイタリアン・フレンチの名店を輩出してきた街でもある。そんな歴史ある北野に、新たな注目店が誕生したのは2017年12月のこと。それが、オーナーシェフ・濱部隆章さん率いるイタリアンレストラン『erre』だ。「薪」で素材を焼く、稀有なスタイルも話題の一軒である。
「どの料理も塩をキメすぎないのが信条。手の混んだ緻密な皿やシンプルに焼いた皿を盛り込みながら、食べ疲れしないような、食後感のいい料理を目指しています」と濱部シェフは話す
「どの料理も塩をキメすぎないのが信条。手の混んだ緻密な皿やシンプルに焼いた皿を盛り込みながら、食べ疲れしないような、食後感のいい料理を目指しています」と濱部シェフは話す

濱部さんは徳島県出身の37歳。大阪のイタリアンで6年、東京の高級リストランテで9年勤めた後に帰阪し、妻の玲美さんの地元である神戸へ。「海と山が近く、食材も豊富。何より街のサイズ感が好きで、独立するなら東京や大阪より神戸だと考えました」と話す。

薪は林業家が育てた木の自然乾燥した間伐材を使用する
薪は林業家が育てた木の自然乾燥した間伐材を使用する

独立に際して掲げたコンセプトは「根源を敬う」。野菜や果物、動物、器…全ての根源である水、火、土、空気をテーマとし、「食材に向き合い、手法や技術を掘り下げた時、どのような料理ができるのか。そして、それらをレストランで表現できたら面白いと思ったのです」と濱部さん。コンセプトの「火」から薪焼きを熱源の主軸に据えたという。

料理は全てお任せランチコース5,000円(税サ別)より。「循環のスープ」カブと水。仕上げに加えたヴェルガモットの香りも食欲を刺激
料理は全てお任せランチコース5,000円(税サ別)より。「循環のスープ」カブと水。仕上げに加えたヴェルガモットの香りも食欲を刺激
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