特集
初秋の播州路でならではの味覚を味わう小旅行へ

兵庫

2018年9月17日

初秋の播州路でならではの味覚を味わう小旅行へ
姫路を中心とした播州エリアは、同じ兵庫県南部でも
神戸や西宮などいった街とはどこか違った空気が流れている。
灘のけんか祭りの激しさ、姫路城のノーブルな姿、都会と田舎が混在する街並み。
大阪から新快速に乗って1時間もすれば、普段の街とは違う小旅行気分が味わえる。
播州の魅力といえば、なんといっても豊富な海の幸だろう。
タコや穴子、牡蠣などといった食材はどれも日本トップレベル。
天高く馬肥える、この季節。播州の食の魅力を堪能したい。
編集 松尾 大(ぐるなび)

日本トップレベルのピッツァが楽しめるご夫婦が営むイタリア食堂『トラットリア ピッツェリア チーロ』

日本トップレベルのピッツァが楽しめるご夫婦が営むイタリア食堂

開店以来14年間、連日予約の取りにくい状況が続き、本場ナポリの食堂さながらの活気に満ちている『チーロ』。賑わう理由は明白だ。ピッツアイオーラの小谷紀三子さんが窯で焼く香り高いピッツアはもちろん、小谷聡一郎シェフが腕を振るうパスタやメインなどの料理が、シンプルながらも素材の冴えた美味しさなのだ。店は、今はなきたこフェリー乗り場近くにあったが、2年前に移転。現在は、漁船の並ぶ海が眼前にひろがる、好ロケーションにある。

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鮮魚店で育った店主による「でん助穴子」が堪能できる店『穴子・活魚料理 でん助』

鮮魚店で育った店主による「でん助穴子」が堪能できる店

「でん助穴子」という穴子を知っているだろうか。明石では重さ300g以上の大きな真穴子を「でん助」と呼んで区別して扱い、明石鯛や明石蛸に並ぶ逸素材として重宝してきた。この伝助穴子を味わい尽くせる一軒が、明石駅の南側、パークサイド商店街にある『でん助』だ。

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牡蠣と穴子。二つの顔を季節で使い分ける老舗。『かき幸』

牡蠣と穴子。二つの顔を季節で使い分ける老舗。

明石市と姫路市の中間、播磨平野の東部に位置する高砂市は、東に加古川が流れ、南は播磨灘に面し、古くから漁業を中心に繁栄した街。「高砂や、この浦舟に帆をあげて」とおめでたい謡曲で知られるこの地の、相生の松と縁結びで知られる高砂神社の北西に、大正9年創業の老舗料理店『かき幸』がある。牡蠣と穴子を半年ずつ、主にコースで供している。

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姫路駅前で播州の海と山の幸が堪能できる大人気店『廚おとと』

姫路駅前で播州の海と山の幸が堪能できる大人気店

白鷺が羽を広げたような風情ある姫路城天守閣を望む、姫路駅近くは、多くの飲食店がひしめく界隈。そのうちの一軒、JR高架下近くにある『廚おとと』は、これから旬を迎えるシャコなら蒸しや乾煎りで、キンキなら炭火か煮付けでと、鮮度の良い魚介を、最適な調理法で楽しませてくれると評判だ。

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日本料理一筋40年以上の日本調理師会師範の腕を楽しむ「酒宴」『酒宴よし乃』

日本料理一筋40年以上の日本調理師会師範の腕を楽しむ「酒宴」

姫路一の歓楽街、魚町・塩町の入口にある雑居ビルの1階。そこに、オレンジ色の暖簾と杉玉が目印の、小体な日本料理店がある。小上がりもあるが、カウンターメインで、昼は女性が喜ぶ御前、夜はおまかせの会席料理と地酒が楽しめる。店は店主と女将さんのふたりで切り盛りしている。

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