JR大阪駅から直結の、大丸梅田店14階。「大丸エキウエダイニング 美食区」の一角に、飛行機に乗らずしてシンガポール気分が満喫できる『シンガポール・シーフード・リパブリック』がある。シンガポールのセントーサ島にも姉妹店があり、そこが本店かと思いきや、実は日本生まれのレストラン。目玉はチリクラブと言って、カニを活きたままトマトベースのソースで煮込む豪快なシンガポールの名物料理だ。マッドクラブは店ごとに味付けが異なり、ツウな旅行者は食べ歩きをするのだが、ここにはシンガポール政府観光局推奨の4つの名店の味が集結。それがリパブリック(Republic of Singapore=シンガポール共和国)という店名の所以。品川本店の人気ぶりを見て、大丸梅田店が関西初店舗として誘致したのが5年前。九州一の繁華街、福岡市の天神にも西日本で2店舗目が3月にオープンし、何かと話題を集める今春。気軽にプチ旅行に出かけてみては。
さりげなく再現された老舗ホテルの雰囲気
フォトジェニックなネオン管。大きな爪をふりかざしたそのカニこそが、この店の看板メニューであるチリクラブで使っているマッドクラブだ。見落とす人が多いのだが、ネオン管の反対側の水槽に、活きたまま空輸されたマッドクラブたちが待機している。見せてもらうと、水を飛ばしてくるほど活きがいい。